広島教区内の司祭、修道者、信徒の皆様へ
9月3日(日)「被造物を大切にする世界祈願日」に合わせた
世界平和記念聖堂における
「環境と平和」についての公開講演会とミサの案内
+主の平和
残暑が厳しい折、皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、地球規模の環境悪化が進む中、教皇フランシスコは、2015年に公布した回勅『ラウダート・シ(ともに暮らす家を大切に)』をもって、環境保護のための助けを願うため、毎年9月の第1日曜日を「被造物を大切にする世界祈願日」として、カトリック教会の典礼暦の中に組み入れることにしました。この祈願日が、今年度の典礼暦(9月3日)から組み入れられています。どうか、皆様、教皇フランシスコの意向に合わせて、人類が被造物を大切にし、自然と調和して生きていくことができるよう、
心を合わせてお祈りください。そのために、例えば、当日のミサの共同祈願に、自然環境保護の意向を追加したり、あるいは、『ラウダート・シ(ともに暮らす家を大切に)』の208~209頁にある「わたしたちの地球のための祈り」を、ミサの前後に唱えたりするなどしていただけますと幸いです。
また、当日9月3日(日)には、世界平和記念聖堂において「環境と平和」をテーマに開催される 日本カトリック神学会の学術大会の、①13:30~15:00上智大学神学部の教授瀬本正之神父様 (イエズス会)による「回勅『ラウダート・シ』の意義とは」という題目の講演会、及び②15:30~16:30「環境と平和のためのミサ」(広島教区司教主司式)が、広島教区の皆様のためにも、 公開される形で行われる運びとなりました。どうかこの良き機会に「環境と平和」について考え祈るため、上述の公開講演会とミサへのご参加をお勧めしたいと思います。なお、共同司式をしてくださる神父様方には、当日、緑のストラをご持参くださいますよう、お願いいたします。(ただし、9月3日と 4日に、広島カトリック会館1階多目的ホールとマリアホールの二箇所で行われる研究発表の拝聴は、日本カトリック神学会の会員のみに限られていますので、ご留意ください。)
2017年8月15日
カトリック広島教区 教区長
アレキシオ 白浜 満