新型コロナ感染症の防止対策の方針(その8)~各教会共同体で、より一層の注意を!~

2020年7月16日

広島教区の皆様へ

広島教区 司教 白浜 満

新型コロナ感染症の防止対策の方針(その8

~各教会共同体で、より一層の注意を!~

+主の平和

広島教区におきましては、5月31日の聖霊降臨の祭日より、各小教区における公開ミサやその他の教会活動を再開してきました。しかし、各小教区や巡回教会におけるミサの典礼のあり方を、すぐに通常のあり方に戻すのではなく、各教会共同体で新型コロナ感染対策を継続しつつ、段階的に移行していく措置を取ることとし、現在も、その途上にあります。

公開ミサの再開から一か月半以上の月日が経ちましたが、新型コロナの感染状況は収束する兆しが見えず、地域にもよりますが、むしろ悪化してきているように思います。日本の社会では、しっかりと感染防止対策を講じつつ、経済活動を両立させていく方針が維持されております。この両立という方針は、社会全体の営みを総合的に判断して仕方のない選択かもしれません。新型コロナ感染症ための効果的な治療薬やワクチンが開発されるまで、国や地方自治体としても、また教会としても、忍耐と希望をもって、長期的な視野で、種々の対策や取り組みが必要とされています。

7月の後半から8月末までは、とくに夏期休暇などで人々の移動が多い時期に当たりますので、教会としても、より一層の注意をお願いします。公開ミサの典礼のあり方について、広島教区として、6月にお知らせしていた下記のレベルⅡを、当面、継続していく方針を確認したいと思います。

移行措置の段階

レベルⅢ

公開ミサ中止

不参加(参加免除)

解除

レベルⅡ

読誦(歌唱なし、オルガンは独奏のみ)

マスク使用・人数調整・距離確保

継続中

レベルⅠ

歌唱の限定(重要な数曲に限定)

マスク自由・人数と距離の緩和

レベル0

各共同体における通常のあり方

 ただし、新型コロナの感染状況がさらに悪化したり、国や地方自治体から新たな要請や制限などが打ち出されたりした場合、それに対応して、レベルⅢ(公開ミサ中止)が必要と思われる場合には、当初の広島教区の方針(2月~4月上旬)のように、各小教区・巡回教会の自主的な判断を尊重したいと思います。その際は、以前と同じように、司教あるいは教区本部事務局への報告をお願いします。

以上

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