コロナ禍におけるミサ典礼の移行措置の緩和について

2021年11 月11日

広島教区の皆様

 広島教区 司教

アレキシオ 白浜 満

コロナ禍におけるミサ典礼の移行措置の緩和について

(歌唱についての質問に答えて)

+主の平和

 立冬の候、朝夕はだいぶ寒くなってきましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

 日本においては、現在、全国的に、新型コロナウイルスの新規感染者の数が減少してきました。

そのために、ミサ典礼のあり方、とくに歌唱について、教区としての方針を明確にしてほしいというご要望が寄せられていますので、確認したいと思います。

教区においては、原則的に、以下の「コロナ禍におけるミサ典礼の移行措置」(2020年10月8日改定)に基づき、その時の感染状況に応じた対処を、お願いしてきました。

コロナ禍におけるミサ典礼の移行措置(2020年10月8日改定)

ステージⅣ

感染爆発

公開ミサの中止(教区司教の判断)

→ 教区本部から通達

ミサのライブ配信

ステージⅢ

感染急増

公開ミサの中止(教会の自主判断)

 → 教区本部へ要通知

   

ステージⅡ

感染漸増

読誦(歌唱なし、オルガン独奏のみ)

マスク着用・要検温

人数調整・距離確保

 

ステージⅠ

感染散発

重要な数曲に限定して歌唱可

(聖歌隊のみの歌唱などの緩和)

マスク着用・要検温

人数と距離の緩和

 教区においては、これまで、ステージⅡかⅢによる措置をお願いし、長い期間、歌唱を控えていただいていましたが、広島教区内の各県におけるイベント開催条件等を考慮して、来週の日曜日(11月14日)から、これまでの対処を緩和して、ステージⅠかⅡによる措置へと移行します。

ただし、ステージⅠの措置を選択する場合でも、マスクを着用した状態で、重要な数曲に限定し、歌唱する対応になります。ミサのどの部分を歌唱するのか、また聖歌隊のみが歌唱するのか、参加者一同が歌唱するのか、具体的なあり方(方法)については、現場の判断に委託したいと思います。

いずれにしても、ステージⅠの措置においては、まだマスクを着用するようにお願いします。

 なお、今後の感染状況の推移については予測がつかない状態ですが、安定した状況が続くならば、クリスマス(主の降誕)や神の母聖マリアの祭日のミサ等については、ステージⅠの措置に準じて、歌う曲数を増やすなどの適応をしていただいても結構です。

今後の状況をよく見極めつつ、とくに地方自治体の指針に留意しながら、各小教区・修道院での自主的な判断で、主日のミサをはじめとする、教会活動についての適切な対処を検討していただければ幸いです。

  • 各県の公式ホームページに掲載されている関連文書

  広島県 「広島県におけるイベント開催条件」(令和3年10月15日適用)

  岡山県 「令和3年11月以降の県内でのイベント開催について」

  山口県 「イベント開催の目安」(令和3年11月1日から当面の間)

  島根県 「県民の皆様へのお願い」(令和3年11月9日)

  鳥取県 「イベントでの感染防止対策の徹底のお願い」(2021年10月20日更新)

 引き続き、新型コロナウイルスの感染症の終息を願いつつ、コロナ禍で困難や苦しみの中に置かれている人々のために祈り、わたしたちにできる支援を心がけて行きたいと思います。

皆様の上に、神様のご加護をお祈りいたします。

以上

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする