岡山市内巡礼と流配パネル展

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2018年2月3日

岡山教会殉教者・巡礼地顕彰委員会
広島教区殉教地・巡礼地ネットワーク

浦上キリシタン流配150年(2018~23)プレイベント

 今年も2月5日の日本26聖人殉教者の祝日を前に、浦上四番崩れの鶴島への道を辿る岡山市内巡礼が行なわれました。長崎・浦上の流配者達が岡山に船で到着した旭川(あさひがわ)に近い岡山南教会に集合し、岡山教会までの約9キロを辿る徒歩巡礼です。旭川の港に着いてから鶴島に移送されるまでの10か月間幽閉されていた場所で祈りながら、岡山教会まで辿ります。今年は岡山南教会での旅立ちの祈りに約20人程、そして岡山までの徒歩巡礼には10人程が参加して下さいました。福山からもお一人の参加、ありがとうございました。
 1時過ぎから岡山・岡山南教会の主任司祭・瀧井神父の「…神様はいつも私達を見はなすことは有りません…」とのお話に、当時の流配者の方々も、同じように神様に全幅の信頼を持って、苦難を耐え忍んでおられたと、参加者一同力を得ました。神父のお話の後、殉巡ネットから4回の「浦上崩れ(キリシタン検挙事件)」があり、四番崩れはそれまでの一番~三番までの崩れとは全く違い、寺での葬式を拒絶したことから始まった。)との説明でした。
 旅立ちの祈りを一同で祈り、岡山教会に向けて徒歩巡礼開始です。「瀧井神父も一緒に歩きましょう」とお誘いし、始めの巡礼地・住吉宮に。住吉宮(すみよしぐう)を出て暫くしたらポツポツ雨が、傘を開くひと時も有りましたが、大雨にはならず、程なく止んで助かりました。次の巡礼地は松寿寺(しょうじゅじ)。アベ・マリアに祈り次の休憩場所の市立図書館を目指して市内を北上。瀧井神父はこれからの準備等でここまででお別れでした。次回はここから岡山教会まで?是非一緒に…。参加者の方々は図書館での休憩の後、本行寺(ほんぎょうじ)(当時とは少し移転)、岡山藩袋町牢獄(現在は備前県民局)で祈り、岡山教会に到着しました。
岡山教会ではこの市内巡礼を記念し、「浦上四番崩れ流配パネル展」を2月3日から4日までの二日間開催して、四番崩れについての理解を深めて頂きました。市内巡礼の参加者の方々も、岡山教会に到着した後、解説パネルを熱心に見て頂きました。また4日(日)にはミサの前後に多数ご観覧頂けました。有難うございました。
 この後、岡山県内の各地(玉野教会→津山教会→倉敷教会)を巡回し、鳥取県から島根県へ巡回、そして5月の乙女峠祭りでの再度の巡回展示が予定されています。教区内多数の教会での巡回展示が行なわれ、皆様方に今後5年間に亘って行なわれる「浦上キリシタン流配150年」を共に祈りの内に過ごして頂ければと思います。

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