西日本豪雨災害 広島教区内の状況について

広島県安芸郡熊野町の様子

広島県安芸郡熊野町の様子

 今回の西日本豪雨での死者が150名を超え、行方不明の方も多くいらっしゃいます。亡くなられた方々の安息を祈り、被害を受けられた方々に神様の恵みを祈りたいと思います。 

 広島司教区災害サポートセンターは、7月9日(月)に集まりを持ちました。

 今回の西日本豪雨は、広島教区全体に被害をもたらしました。そのため、被害の実態調査、各地の社会福祉協議会の情報収集を行い、7月13日(金)17時からセンター会議を開きます。

 各小教区・学校関係を通じて被害状況を調査中ですが、7月11日現在、教会・修道院・幼稚園施設等の直接的な被害としては、11件の報告を受けています。

 教会・修道院等の建物への被害は今のところありませんが、尾道・三原教会など断水しています。また、園庭が陥没した幼稚園がありました。

 信者さんの被害については、自宅への土砂の流入や、浸水・水没のため、避難しておられる方々がいます。詳しくはこれから報告されると思います。

 ノートルダム清心女子大は、一宮校舎・体育館、蒜山セミナーハウスの建物に被害はありませんでした。学生教職員は、40名を超える方が、家屋の流失、水没、床上浸水等の被害を受けられました。各地で鉄道や道路が寸断されており、通学困難者も多く出ています。教区内の地小中高からも、直接の建物被害よりも学生の通学が困難になっているとの情報が寄せられています。

【ボランティア・援助物資について】

各地区の社会福祉協議会がボランティアセンターの立ち上げを準備しています。被災地では遺体収容、不明者の捜索が終わらない状況が続く中、各市町村では一般ボランティア・援助物資の受け入れが開始されたところもあります。このことは、各地域の社会福祉協議会のホームページでご確認ください。

 広島教区災害サポートセンターとしてのボランティア募集、物資の募集は、これからの動きになります。詳しいお知らせは、広島司教区ホームページを通じて行いたいと思いますので、よろしくお願いします。

2018年7月11日
広島司教区災害サポートセンター
担当 原田豊己神父

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