第36回「広島キリシタン殉教者祈年祭」開催

「キリシタン殉教之碑」前

「キリシタン殉教之碑」前での集合写真

 本年で36回目を迎えた「広島キリシタン殉教者祈年祭」が2月11日(月・祝日)、執り行われました。当日は9時30分より、己斐のノートルダム清心学園入口に建立されている「キリシタン殉教之碑」前で、白浜 満司教様をはじめ3名の司祭が参列され、「“広島キリシタン殉教者の碑”の歌(三上夕子作詞・作曲)と“広島キリシタン殉教者の列聖を求める祈り”」を捧げました。近郊の各小教区より信徒・修道者約80名が祈りに参列されました。 その後、司教様をはじめ全員で約15分の観音町教会まで徒歩巡礼しました。

「第36回広島キリシタン殉教者祈念ミサ」の様子

 10時15分より観音町教会聖堂で約150名の方々が参列され「第36回広島キリシタン殉教者祈念ミサ」が行われました。 主司式は白浜 満司教様で司祭団は8名、祭壇の前には広島の三人の福者(フランシスコ遠山甚太郎、マチアス庄原市左衛門、ヨアキム九郎右衛門)の額入り切り絵が掲示されました 
 ミサ後の講話で白浜 満司教様は、3点を中心にお話しされました。①津和野の証し人37名の列福調査開始許可の申請がバチカンで正式に受理された旨を報告され、これから、広島教区の責任のもとに列福調査を開始しますが、最短でも5年はかかる見通しです。結果として広島教区創立100周年にまにあえばこれほどの喜びはありません。皆さんお祈りください。②広島の殉教者3名の列聖にむけて。 彼らの生き方に学び、その精神を現代に生かそうとしている人々がたくさんいることと、彼らの取り次ぎを願って少なくとも、ひとつの奇跡が必要です。わたしたちは、とくに広島の3名の殉教者の取り次ぎを願って祈ることが必要です。何かありましたら広島教区にご連絡ください。③現代における殉教の精神について。(1)証聖者(2)殉教者(3)愛の為に命をささげた者。現代のわたしたちにとって、これら3つの生き方に通じる小道について、イエスのことば(マタイ16、24-25)を引用して話された。
 その後、信徒会館(ヨゼフ館)に移動し、お茶&軽食をとりながら、参加各小教区の紹介をし、楽しく分かち合いをして午後1時終了しました。

(観音町教会 坂井 恒)

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