266代教皇 フランシスコ来日決定

 このたびローマ教皇庁が、第266代教皇フランシスコの訪日を発表したことをご報告いたします。日程は11月23日~26日。訪問場所は東京、長崎、広島です。今後、詳しい情報は随時、カトリック中央協議会 教皇訪日準備室の特設サイトに掲載されます。

 特設サイト

 https://popeinjapan2019.jp

 カトリック広島教区より歓迎のコメントを発表いたします

 教皇フランシスコが、今年の11月23日から26日にかけて訪日されることが、バチカン市国から正式に発表されました。訪問地に広島が含まれていることを知り、地元の司教として、本当に嬉しく思っています。教皇フランシスコに対して、訪日を要請されていた松井市長や湯崎県知事にもご挨拶に伺って感謝の意を伝え、広島市や県と連携し、そのご指導とご協力を賜りながら、教皇来広の準備を進めていきたいと思います。カトリック教会の最高指導者である教皇フランシスコの来広が、世界平和と核兵器廃絶を願う広島の皆さんの叫びを後押しする力となりますように。

  カトリック広島教区 司教 白浜 満

 ローマ法王フランシスコ来日の公式のお知らせがありました。広島にも来られるということで、これから様々な準備が始まっていくと思います。詳しいことは公式のHPを見て頂いたり、広島教区の平和の使徒推進本部にお問い合わせください。
 フランシスコ教皇は、日本に住む私たちに会いに来られます。先進国と言われ物質的には豊かな国でありますが、他の国と同様に様々な問題を抱えている国です。カトリック信者が少ない上、宣教がうまくいってるとは言えない日本で、どのようなメッセージを語られるのかを、私たちはこれからの希望として楽しみにしています。地方教会を大切に考えてくださっているフランシスコ教皇が、東の果ての日本に来られて、多くの人に力を与えて下さることを願っています。

  カトリック広島教区 教区本部事務局長 教区広報担当司祭  服部大介

来日テーマ すべてのいのちを守るため 〜 PROTECT ALL LIFE 〜

教皇フランシスコ来日のテーマは、同教皇の回勅『ラウダート・シ』(2015年発表)巻末に収められている「被造物とともにささげるキリスト者の祈り」から取られています。
わたしたち一人ひとりは、神の似姿としていのちを与えられ、すべての人とともに永遠の祖国を目指すよう導かれています。そしてこの世界も、神によって「人の住む所として形づくられ」(イザヤ45・18)、保たれています。ですから、「すべてのいのちを守るため」には、人間一人ひとりの尊厳はもちろんのこと、環境も大切にされなければなりません。
しかし、「わたしたち皆がともに暮らす家」である地球は、人間の手によって蹂躙されて苦しみ、そのうめく声は、世界中のうち捨てられた人々の嘆きと重なっています。
今日の日本にも、いのちと平和に関する諸問題が山積しています。
経済、環境、近隣諸国との関係といった問題のほか、大規模な天災や原発事故からの復興も、持続的な課題として存在しています。
わたしたち日本の教会は、あらゆるいのちを守り、人間の生の諸問題に真摯に取り組むべく努めています。
キリストが示されたいのちの福音を告げ知らせ、キリストによる平和のために祈り働くその決意を、教皇来日のテーマは表しています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする