「教区の聖職者の聖性と一致の為の祈りの日」(広島教区固有)についてのお知らせ

2020年9月30日(水)

広島教区のすべての司祭と助祭の皆様へ

「教区の聖職者の聖性と一致のための祈りの日」(広島教区固有)についてのお知らせ

+主の平和

 明日から「ロザリオの月」を迎えます。宣教司牧のために献身しておられる皆様への感謝の内に、聖母マリアと、幼きイエスの聖テレジア(10月1日)の取り次ぎを祈りたいと思います。

さて、本日は、9月28日(月)「教区司祭の集い」(月の静修)の際に話し合われた標記の「祈りの日」について簡単にご説明申し上げ、ご協力をお願いしたいと思います。

 教皇フランシスコは、使徒的勧告『喜びに喜べ』(2018年3月19日)において、現代世界における新しい福音宣教のため、神の民全体が聖性を深めることへ招かれていることを強調しておられます。同時に、教皇フランシスコは、全世界で生じている聖職者の問題の解決のために、種々の取り組みを続けておられます。神の民の中で、叙階の秘跡によって、キリストの使命を遂行していく立場にある聖職者(司教・司祭・助祭)は、率先して、現代世界における聖性への招きに応え、自分たちの間にある問題解決のために努力を続けなければなりません。

世界の教会では、毎年「イエスのみ心の祭日」を「世界司祭の聖化のための祈願日」として、すべての司祭のために祈りがささげられています。この祈りの精神を具体化していくため、広島教区では「教区の聖職者の聖性と一致のための祈りの日」を導入することを申し合わせました。その意図は、聖職者(司教・司祭・助祭)が、「教会の頭であり、良き牧者であるキリスト」のみ心を、自分たちの心として聖性を深め、一致して委ねられた使命を忠実に果たしていくことができるよう、キリストの司祭職に召された兄弟として、まず自分たちのために互いに祈り、犠牲をささげるためです。そして聖体の秘跡と、司祭職の制定を記念する聖木曜日に因んで、毎週木曜日をこの「祈りの日」にあてることにし、明日10月1日(木)から開始することになりました。

 そのために「教区の聖職者の聖性と一致」の意向をもって、明日から毎週木曜日、それぞれ自由な方法で(例えば、ミサ、教会の祈りの共同祈願、聖体訪問、ロザリオ、主の祈りなど)祈りと犠牲をおささげくださいますようお願いします。そして、その他の交わりの機会や手段も大切にしながら、霊的に支え合っていきたいと思います。多くの欠点や弱さをもつわたしのために、お祈りください。

広島教区 司教 アレキシオ 白浜 満

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