「被造物を大切にする世界祈願日」と第52回「国際聖体大会」を前に

2021年9月1日

広島教区の皆様へ

広島教区 司教 白浜 満

 

「被造物を大切にする世界祈願日」と第52回「国際聖体大会」を前に

+主の平和
 広島教区でも、新型コロナ(デルタ株)の感染拡大を防止するため、小教区におけるミサの非公開の措置が9月12日までの予定で続けられており、教会共同体としてともに祈ることが難しい状況にあります。このような時節に恐縮ではございますが、非公開のミサの中で、あるいは個人的に可能な範囲で、
お祈りしていただくために、以下の2つのお知らせをしたいと思います。

1-「被造物を大切にする世界祈願日」(9月第1日曜日)
 教皇フランシスコは2015年に公布した回勅『ラウダート・シ―ともに暮らす家を大切に』の中で、
世界の環境保護のために神様の助けを願う日を設けることを望まれました。世界の教会では9月1日が
「被造物を大切にする世界祈願日」とされていますが、日本の教会はこの日を、毎年9月第1日曜日に移動して祈りをささげることにしています。次の日曜日(9月5日)がその日にあたっていますので、
非公開でありますが、この意向を踏まえてミサをおささげくださいますように、お願いいたします。
すでに配布されている「すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り」も、ご活用ください。

そして、日本カトリック司教協議会は、教皇フランシスコの来日(2019年11月)を受けて、上記の教皇の意向によりよく応えていくため、9月1日~10月4日(アッシジの聖フランシスコの記念日)に「すべてのいのちを守るための月間」(https://www.cbcj.catholic.jp/2020/05/12/20724/)を設定し、日本の教会として祈り、学び、活動するよう促しています。すでに行われている身近な地域社会の活動などに合わせて、環境保護や持続可能な開発目標(SDGs)のための努力を続けていきたいと思います。

2-第52回「国際聖体大会」(ハンガリー・ブダペスト)
 間もなく2021年9月5日~12日の8日間「わたしの源はすべてあなたの中にある」(詩編87・7)をテーマに、第52回目の「国際聖体大会」が開催されます。残念ながら今回、日本の教会からの巡礼団の派遣は見送られましたが、世界の教会とつながって一緒に祈りをささげていただければ幸いです。
これに合わせて広島教区では非公開(Youtube配信)ですが、9月5日の開会ミサ(9:30~幟町教会)と講話、6日・8日・10日(19:00~幟町教会)の聖体賛美式(30分程度)、そして12日の閉会ミサ(9:00~観音町教会)と講話を実施します。詳しくは、教区のホームページをご覧ください。

以上

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