「被造物を大切にする世界祈願日」に寄せて

2022 年8 月17日

広島教区の兄弟姉妹の皆さん

広島教区 司教 白浜 満

「被造物を大切にする世界祈願日」に寄せて

+主の平和
 猛暑と豪雨が交錯する不安定な日々が続いています。世界的な気候変動の影響かもしれません。また、新型コロナウイルスの第七波の最中、お変わりなくお過ごしでしょうか。

1:「被造物を大切にする世界祈願日」
ご存じのように、教皇フランシスコは2015年に公布した回勅『ラウダート・シ(ともに暮らす家を大切に)』の中で、世界の環境保護のために神様の助けを願う日を設けることを望まれ、世界の教会では、9月1日が「被造物を大切にする世界祈願日」とされています。日本の教会は、この日を毎年9月第1日曜日に移動して祈りをささげることにしているため、今年は年9月4日がその祈願日に当たっています。この意向を踏まえて、当日、ミサをおささげくださいますよう、お願いいたします。

なお、この祈願日のための2022年「被造物を大切にする世界祈願日」教皇メッセージ(邦訳)がカトリック中央協議会から送付されて来ましたので、ご活用ください。カトリック中央協議会のウエブサイトにも掲載されています。
また、英語版はじめ、各国語版は教皇庁のウエブサイト(下記参照)に掲載されております。

https://www.vatican.va/content/francesco/en/messages/pont-messages/2022/documents/20220716-messaggio-giornata-curacreato.html

2:「すべてのいのちを守るための月間」
日本カトリック司教協議会は、教皇フランシスコの来日(2019年11月)を受けて、上記の教皇の意向によりよく応えていくため、9月1日~10月4日(アッシジの聖フランシスコの記念日)に「すべてのいのちを守るための月間」(https://www.cbcj.catholic.jp/2020/05/12/20724/)を設定し、日本の教会としての積極的な取り組みを促す月間としています。すでに配布されている「すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り」も、ご活用いただければ幸いです。
環境保護や持続可能な開発目標(SDGs)のために、地域社会で行われている活動などに合わせて、わたしたちも小さな努力を続けていきたいと思います。教区内での取り組みの事例等がありましたら、情報を共有していきたいと思いますので、教区本部の「平和の使徒推進本部」までお知らせください。
どうか、よろしくお願い致します。

以上

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