浦上四番崩れ流配地 福山市内巡礼

・2月5日(日)天候にも恵まれ東広島教会からの参加者の方をお迎えし、12時半に福山教会を出発、約5㌔を総勢9名で3年ぶりに歩き、福山駅近くで解散しました。7名は初めてということで、立ち寄り場所の大体の目安を書いた地図をお渡しして歩きました。福山には信徒発見の時にプチジャン神父に「われらのムネあなたのムネとオナジ」と告白して「サンタマリアのご像はどこ?」と尋ねたイサベルナ杉本ゆりさんが来られたこともあって、白浜司教様にお話しして“旅する教会の神秘―「旅」の始まり150周年記念(1868-2018)” の長崎教区作成のロザリオを道中唱え、信徒発見の聖母の取り次ぎを願いながら巡礼をしました。
また、1941年に初めてイエズス会の神父様が来られ借家して福山教会を再開した場所にも、2回目参加者の方の提案で追加で行ってみようと言うことになり、それに加え1895年パリ外国宣教会の神父様が福山に初めて教会を設立された場所も併せて訪れました。いずれも戦災で焼けて面影も痕跡もなかったのは、信徒たちが流配されていた場所と同じでした。

・徒歩巡礼のルート……カトリック福山教会を出発~新町脇元畳役所跡~深津村坐床跡
~笠岡町續元舩入場跡~(1941福山教会跡)~(1895福山天主公教会跡)
~東堀端元割所跡〈福山駅の近くで解散〉

・参加者の方の感想……①タイムスリップし、福山でのルーツを想像する中でなんだか別の世界に行って来た感じがしました。今日頂いたプリントを読み返し、今までより興味深くなりました。②流配のキリシタンの方々が一生懸命唱えたであろうロザリオの祈りを私たちも唱えながら歩けたことで、少し追体験できました。神に感謝!

・流配所巡りをしたい方はお知らせ下さい……日曜日が小教区の行事などで参加しにくいという話も伺ったので、土曜日や平日でも都合が付く日がありますので事前に福山教会までご連絡ください。歩いて行くのは難しい方には車でご案内いたします。              

福山教会で1/22〜2/12に流配の資料展を行う。〈ミカエルフェスタの一環で開催〉

座床近くの会館前で祈る

1941当初の福山教会跡をしのび祈る

再開した福山教会の跡をしのび祈る

浦上キリシタン福山流配研究会・冨田

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする