浦上キリシタン流配150年ニュースレターNo.5

6月18日(月)明治初期・津和野乙女峠の証し人列福祈願ミサ

 午後3時から白浜司教司式で大阪管区司教団主催の列福祈願ミサが広島市幟町のカテドラルで行なわれた。カテドラルは耐震工事のパネル等に囲まれ、座席も通常の3/4位で、又内陣も狭まり少し窮屈な様子。当日早朝の大阪北部地震発生で、予定された前田大司教を含めた各地の司教が参加出来なくなり、急きょ白浜司教司式で行なわれた。参加者は近隣の教会を中心に約300名程の参加だったが、多分地震で来られなかった方も多かったと思われる。聖歌隊席が座席左側中程に配置され、約30名の方々の力強い聖歌がいつもより間近に聞こえ、参列者の心に響いた。説教の中で白浜司教は「殉教者は強い人ではない、自分の弱さを良く分っている人です。だからこそ、神に助けを願ったことがハッキリ表されている。皆生身の人間で弱い、だから捨てるよう言われ、表面的には踏み絵をして、信仰を捨てたように見せかけても、心中では捨てなかった方も沢山いた。私たちは先ず津和野の殉教者が流配者の代表者として、信仰の自由を祈り続ける証し人として、列福運動をこれからも力を合わせて前に進めていきたいと思う」とお話された。

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