「核兵器のない世界のためのパートナーシップ」について

2023年8月22日(火)
天の元后聖マリアの記念日 

広島教区のすべての司祭、修道者、信徒の皆さんへ

広島教区 司教 アレキシオ白浜 満

「核兵器のない世界のためのパートナーシップ」について

+主の平和
 残暑が厳しい中、お変わりなくお過ごしでしょうか。
皆さんのお祈りとご奉仕のお陰で、8月の平和行事を無事に終えることができたことを、心から感謝申し上げます。
教区創立100周年にあたる今年、アメリカ合衆国・ニューメキシコ州のサンタフェ大司教区(その管轄区域内に、広島と長崎に投下された原爆が開発・製造されたロスアラモス国立研究所がある)のジョン・ウェスタ―大司教様、またワシントン州のシアトル大司教区(その管轄区域内に、アメリカ合衆国内で最も多く核兵器が配備されている)のポール・エティエン大司教様をはじめ、合計9名の平和巡礼団が来日され、8月5日~8月6日に広島で、8月7日~9日に長崎で、それぞれ平和行事に参加され、原爆・戦争犠牲者のため、また世界平和のため、ともに祈りをささげてくださいました。
ジョン・ウェスタ―大司教様とポール・エティエン大司教様は、「核兵器のない世界」の実現を目指して、被爆地である広島・長崎のカトリック教会と連携していくことを強く望まれ、日米4教区の司教レベルで、「核兵器のない世界のためのパートナーシップ」をまず樹立し、その後、司祭、修道者、信徒の皆さんにも詳しい説明をして理解を求め、このパートナーシップへの参加をお願いして行くことになりました。この4教区の司教団のパートナーシップ宣言の全文を紹介いたします。
さらに、被爆80年にあたる2025年を目指して、この4教区から、世界のカトリック教会へ、他の宗教の方々にも、「核兵器のない世界のためのパートナーシップ」を拡大していくことができればと願っています。「平和の使徒となろう」という神様からの呼びかけに応えて行くために、今後、広島教区においても、司祭、修道者、信徒の皆さんのご意見を伺いながら、このパートナーシップの拡大に向けての取り組みを検討して行きたいと願っています。
今後とも、皆さんのご理解とご協力を、どうかよろしくお願いいたします。

以上

230809 核兵器のない世界のためのパートナーシップ

230809 Partnership for a World without Nuclear Weapons

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