2023年「性虐待被害者のための祈りと償いの日」に寄せて

2023年3月10日

広島教区の司祭、修道者、信徒の皆様へ

広島教区 司教 アレキシオ 白浜 満
教区「子どもと女性の人権デスク」

 

2023年「性虐待被害者のための祈りと償いの日」(四旬節 第二金曜日)に寄せて

 

+主の平和
 今年は、四旬節が2月22日(灰の水曜日)から始まりました。主の過越をふさわしく迎えるためにこの準備の時を大切にして過ごしていきたいと思います。
ご存知のように教皇フランシスコは教会の聖職者による(とくに未成年者に対する)性的虐待の防止に努めていくため、四旬節中に「性的虐待被害者のための祈りと償いの日」を設定することを望まれました。日本カトリック司教協議会は、毎年、「四旬節の第二金曜日」を、その日に当てることを申し合わせて、それぞれの教区司教の呼びかけに従って、四旬節の期間、あるいは前後の日曜日などを用いて、被害者の痛みと苦しみを想い、その回復のために祈りと償いをささげるよう促しています。

 広島教区としては、四旬節の第二金曜日にあたる本日3月10日から来週の金曜日3月17日までの期間中(あるいは四旬節中)、各司祭には性的虐待被害者のための意向をもって、各自ミサをおささげくださるようお願いします。また、小教区や修道院におきましても、同じ意向のために、可能な方法でお祈りや犠牲をおささげくださるようお願いいたします。もしできましたら、この一週間中のミサや「教会の祈り」の共同祈願において、以下の例文を用いるか、他の自由な祈りの文を作成して、ともに祈っていただければ幸いです。
お知らせが大変遅くなってしまい恐縮ですが、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。

共同祈願の意向(例文)
 ①「種々のハラスメントによって傷つけられている方々が、その痛みと苦しみから解放され、
聖ヨセフの取り次ぎによって、必要な支援を受けることができますように。」
  ②「教会の聖職者によるハラスメントの被害者の方々が、その苦しみの声を自由に発し、
受けた傷が癒され、必要な支援の手が一日も早く差し伸べられますように。」

以上

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