第16回世界シノドスのためのミサのお願い

2023年10月4日
アッシジの聖フランシスコの記念日

広島教区の兄弟姉妹の皆さん

広島教区 司教
アレキシオ 白浜 満

 

世界代表司教会議(世界シノドス)第16回通常総会のためのミサのお願い

+主の平和
 「ともに歩む教会のため―交わり、参加、そして宣教」というテーマで、2021年10月に準備が開始された第16回世界代表司教会議は、➀教区別ステージ(2021年10月~2022年8月)、➁大陸別ステージ(2022年10月~2023年3月)を経て、➂第3ステージの通常総会(第1会期)が、本日、4日から始まり、29日まで続けられます。来年10月中にも、第2会期が開催される予定です。

 この世界シノドスへの霊的な参加のために、広島教区では、できましたら、次の主日(10月8日)それが難しい場合は、それぞれの小教区の判断で、第1会期中の他の主日(15日か22日)に、世界シノドスのための意向で、ミサをささげていただけますようにお願いいたします。ミサの祈願や聖書朗読箇所は、主日(当日)のもので結構です。

なお、世界シノドスのための意向でささげられるミサの前後に、添付の「シノドスのための祈り」(Adsumus Sancte Spiritus)や、以下の共同祈願の意向(例文)などを用いて、お祈りしていただけますと幸いです。教区創立100周年の祝いを終えて、新たな時代へと向かう広島教区の歩みが、世界シノドスによって示されて行く神のみ旨に適うものとなりますよう、引き続きお祈りください。

共同祈願の意向(例文)

§世界代表司教会議の第1会期が、10月4日に始まり29日まで続けられます。世界シノドスが、聖霊に導かれて、ともに歩む教会のあり方をよりよく示す実り豊かなものとなりますように。

§教区創立100周年の祝いを終えた広島教区が、世界代表司教会議によって示される神のみ旨を
 実現していく教会共同体を築いて行けますように。

以上

 

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シノドスのための祈り

(Adsumus Sancte Spiritus)

 

聖霊よ、

わたしたちはあなたの前に立ち、あなたのみ名によって集います。

わたしたちのもとに来て、とどまり、一人ひとりの心にお住まいください。

わたしたちに進むべき道を教え、どのように歩めばよいか示してください。

弱く、罪深いわたしたちが、一致を乱さないよう支えてください。

無知によって誤った道に引き込まれず、

偏見に惑わされないよう導いてください。

あなたのうちに一致を見いだすことができますように。

わたしたちが永遠のいのちへの旅を続け、

真理と正義の道を迷わずに歩むことができますように。

このすべてを、いつどこにおいても働いておられるあなたに願います。

御父と御子の交わりの中で、世々とこしえに。アーメン。

 

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この祈りは、2021年から2023年までのシノドスの旅のために、教皇庁シノドス事務局から2021年9月公布された「シノダリティに関する世界代表司教会議の手引書」(Vademecum)で提案されたもの(簡易版[1])で、聖霊がわたしたちのうちに働くよう招き、それによってわたしたちが「恵みの共同体・恵みの民」となるよう導くものです。小教区での種々の会議やグループの集いなどでも、どうぞご活用ください。

第二バチカン公会議のすべての会議は、このAdsumus Sancte Spiritusという祈りで始まりました。ラテン語の最初の語は、「聖霊、わたしたちはあなたの前に立っています」という意味です。これは数百年にわたり、公会議、シノドス、他の教会会議で用いられてきた歴史的な祈りで、セビリアの聖イシドロス(560年頃—636年4月4日)によるとされています。

[1] Adsumus Sancte Spiritusの原文は、シノドスのウェブサイト(www.synod.va)参照。

第16回世界シノドスのためのミサのお願い

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